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家内が言います。「介護のコツはサボること」。被介護人にとっても家族の介護人にとってもヘルパーさんにとっても大事なことは家族の介護人を疲れさせないこと、肉体的・精神的に追いつめないことです。配偶者、親と子、姑と嫁、舅と嫁の関係で介護する(される)というスタイルが多いと思いますが(他に兄弟同士、他人もありますね)、家族の一人に介護が集中する事が多いと思います。その時に、なるべくホームヘルパーの方に任せることです。 うちの三人の子ども達のうち二人は一緒に暮らしています。子供が居て、ホームヘルパーさんが来ているとき、子供が介護を手伝うことはまずありません。彼らは彼らの生活があるからです。妻の仕事は病院の看護助手ですから、仕事で疲れる事が多く、家内が二日休日、三日休日で家にいるとき、たまにヘルパーさんに来て貰う事があってっも、妻は寝て、疲れを取っていますので、ヘルパーさんの介護を手伝うことはありません。 世話になっている被介護人(特に高齢者は)にとって、ホームヘルパーや家族の介護のやり方が間違っていても、なかなか注文や希望は言えないものです。間違った介護は被介護人の感謝の言葉と裏腹に不満は残る。介護人は理由が分からない。感謝されているのに日々の介護がちぐはぐで、介護しているのに、被介護人から本当に感謝されてないのではないかと感じたことはありませんか。 私はヘルパーさんに、家族にお願いして介護の実験台になって貰うか、実験台になって一度体験してみませんかと言ってみます。
飲食について 健常者は自分が食事する時に口元から食べ物をこぼしたり、汁物や飲み物をこぼすと言うことは殆どありません。私の食事は車イスに乗って、専用のテーブルで食事をします。元々右利きでしたが、右腕を口まで持っていくと、すぐ右腕が回転してフォークの先が口まで届かないので、私の食事は左腕の手首に食事補助具を取り付け、その補助具の先にフォークとスプーンを取り付けて食事します。それでも食事の3〜5割りはフォークもスプーンでも食べることが出来ないので、どうしても最後は食べさせて貰うし、温かいコーヒー、お茶、みそ汁の汁、飲み物類はカップやお椀から直接飲んでいます。そこで気が付くことは正面に居て貰い食事する(食事させる)事は難しいのが分かります。 私の所に来るホームヘルパーさんは優秀な方々で(お世辞でない)、介護のあらゆる状況に対応できる様になってきますが、食事介助はなかなか難しい、12年間介助している妻が下手です。何故かというと対面で食事させるわけで、左右が逆になり、180度の逆方向に手を動かすのは基本的には難しいのです。また、最近来られる様になったヘルパーさんは病院で介護の仕事をされたベテランですが、最初、私にお茶を飲ませる際にカップを上に持ち上げて、飲みにくい経験をしました。本人に言うと気がつかなかった。と答えていました。たぶん病院や老人ホームなどにいる高齢者の飲食介護で恐らくお年寄りは何も文句(注文、希望)も言うことなく、高齢者の飲食介護が行われているのではと想像しています。 全介助の私にとって、また高齢者にとって飲食の介護で不快な経験は食事の楽しみを半減させるものですから、基本的な食事介護は訓練してでも、行うべきです。 福岡では起風会という組織が食事介護、摂食・嚥下(えんげ)の指導を有料でされているますが、それ程食事介護、摂食・嚥下と言うのは難しいのです。
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